弊社は山口大学の研究開発シーズを活かした大学発ベンチャーです。
関係企業のご協力を基に、大容量PCR技術を用いた酵素反応による大量核酸合成サービスを事業化しました。
革新的なDNA製造方法により核酸創薬を活性化し、医療に貢献します。
VISION
核酸医薬品の開発支援
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ヘリックスエクステンションは2023年8月4日に設立されました。従来のPCR技術は、DNAを増幅する技術ですが一度に扱える容量が10~50 μLと少なく、DNA製造には使えませんでした。PCRを大容量化する研究に着手し、成功すればこれまでにないアンメットニーズがあると思い、1000 mLスケールの大容量PCRシステムの確立に向け研究を進めております。
この度ヘリックスエクステンションは、大容量PCR技術の開発に成功し、核酸医薬品の開発推進のために必要なDNAやRNAを大量製造するという目標をもって起業しました。
DNA製造方法の革新
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COVID-19のパンデミックの根本的な対策として実現したmRNAワクチンはパンデミックを終息に導きました。その結果として、DNAやRNAといった核酸を医薬品として利用する核酸医薬品が注目を集めています。この核酸の製造には、プラスミドDNAを時間とコストのかかる方法、即ち大腸菌培養によって増殖させ、精製する方法が用いられています。
しかし、この大腸菌由来の核酸を用いた医薬品にはいくつかの課題を抱えています。
我々は、PCR技術を改良して、大腸菌の生命活動に頼らない酵素反応によってDNAを安価に高速に製造する方法を確立しました。